大アルカナ カード解説

5.法王/THE HIEROPHANT(ハイエロファント)徹底解説

法王(ハイエロファント)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】

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タロットカード 大アルカナ『5.法王/THE HIEROPHANT(ハイエロファント)』の解説です。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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5.法王(ハイエロファント)に描かれている内容

皇帝と同じく赤い衣を身に纏った法王は、女教皇と同じような2本の柱の間に座っています。

法王は三重冠をかぶりパパル十字を持ち、宣教師(信者)に教えを説いています。

宣教師はそれぞれ、赤い薔薇と白い百合の服を着ており、彼らの間(法王の足元)には金と銀のカギが置かれています。

寓意・象徴の意味と解釈

法王(ハイエロファント)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。
※解説の都合上、同じ番号が複数あります。

1. 法王

前回の『皇帝』は、力による統治を表していました。
対して今回の『法王』は、武力的な力ではなく、信仰による統治を表しており、『指導者』又は『知恵』の『助言者』を意味します。

右手は魔除けである聖職のサインを表しています。

前回の皇帝が『物質的な統治者』なのに対して、法王は『精神的な統治者』です。

『皇帝』が『上司』なら、『法王』は困った時に頼る『先生』っと言ったところでしょうか。
ざっくり言うとアナタにとってのメンター的な立場の人を想像すると良いでしょう。

また、『皇帝』は支配する為の『ルール(規則)』を自ら作る必要がありましたが、『法王』は『ルール(規則)』を『作る』事よりも『遵守』する事に重きを置きます。

2. 赤と白の衣

赤は『能動性』、白は『受動性』を表します。いわゆる二重性を意味しています。
枢機卿の礼服の色であるカーディナルレッドは、十字架にはり付けられたキリストの血を表しているとも言われています。

3. 三重冠とパパル十字

頭の三重冠、手にしているパパル十字(十字の横が三重)は、『神界(天)・物質界(地)・人間界(人)』を表し、法王と2人の宣教師(信者)の3人は『三位一体』を表し、『組織や結束、協力』を意味しています。

法王のカードの持つ『3』の意味には、上記以外にも、『意識・無意識・超意識』『イド・自我・超自我』『キリストの三位一体』などがあります。

法王の左手のパパル十字に対し、前回の皇帝は、右手にエジプト十字を持っていました。

パパル十字は精神世界を、エジプト十字は物質世界を意味し、法王と皇帝はそれぞれのトップを表しています。

三重冠の一番上には、三本の釘(聖釘)が刺さっています。
後述する足元の交差したカギとともに、これらはカトリックの象徴でもあることから、描かれている法王は初代ローマ教皇の聖ペテロがイメージできます。

4. 2人の宣教師(信者)と2本の柱

2人の宣教師(信者)、後ろの2本の柱は、ともに『二重性』を意味しています。
※宣教師の赤い薔薇(願望,情熱)と白い百合(純真,潔白)の服も同じ意味を含みます。

法王は女教皇とも関連した意味合いがあるので、リーディング時には『二重性』の意味合いがある事を忘れないようにしてください。

5. 足元のカギ

2本の交差したカギは、キリストが聖ペトロに渡した『天国の鍵』で、天上との繋がりを意味します。

この交差したカギはライダー版では、どちらも同じ色ですが、タロットカードによっては金のカギと銀のカギで表現されています。

ライダー版では、神界(超意識)への扉を開くためのカギと解釈している事が多いと思いますが、金銀それぞれ別のカギと捉える場合、金のカギは外側に向かう扉を開けるため、銀のカギは内側に向かう扉を開ける為のカギとなります。
※このカギを『二重性』として捉えるかは、占い師によって変わると思います。

番号 5 について

大アルカナの5番に位置するこのカードは、二重性と三重性(三位一体)の意味を含んでおり、『2』+『3』で『5』になっている所がおもしろいです。

『5』を図形にした五角形は人の個体の完成形(頭・両手・両足、もしくは、頭・くび・胸・手・足)であり、『視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感』を含め、活動していく為のエネルギーを意味します。(直接的なエネルギーと言うよりは、霊的なエネルギー)

魔除けやお守りとして使う五芒星を意味する場合や、1~10の中間を表す場合などもあります。

また、『5』に関係するカードは、仲間や協力者、組織などがキーワードとなる場合が多いです。

5.法王(ハイエロファント)の考察

タロットカード大アルカナの『5番』、指導や遵守を表すカード。
読み方は、『ハイエロファント』もしくは『ほうおう』。『教皇』や『高司祭』と呼ばれる事もあります。
呼び名は違えど、意味する所に差異はありませんので、単純に『聖職者』のトップと捉えましょう。

『法王』は、『女教皇』や『皇帝』と比較・関連する箇所があるので、それぞれをきちんと理解することでタロット全体の理解が深まります。

『法王』は『伝統や習慣』『集団との関り方』を示してくれる良心のカードですが、逆位置で出ると『信用を失う』ような事を意味する事になります。

5.法王(ハイエロファント)の正位置のキーワード

良い先生との出会い、尊敬する人(メンター)への相談が吉、仲介者に頼る、慈愛の精神、親切心、援助、伝統を守る、ルールに従う、習慣に従う、組織活動、第三者の協力、年上の異性、信頼感のある仲間、人材育成、契約、安定した結果、など

恋愛で正位置が出た場合のリーディング例
・尊敬できる人との恋。
・サークルなどのグループ活動で出会いあり。
・第三者に協力してもらうとうまくいく。
・婚約または結婚の話しが出る。
・相手を信じる事、など。

仕事で正位置が出た場合のリーディング例
・良い指導者と出会う。
・上下関係がしっかりした会社。
・ルールに沿った仕事方法を心がける。
・教育関係、医者、インストラクターなどが向いている。
・組織力を大事にする事で成功する、など。

5.法王(ハイエロファント)の逆位置のキーワード

信頼できない人物、ルールに縛られる、頼りにならない仲間、視野が狭い、不親切、援助が受けられない、詐欺に合う、信用(信頼)を悪用する、セクハラ、マインドコントロール、洗脳、嘘の情報、まとまらない組織、孤立する、不信感、進展しない、など

恋愛で逆位置が出た場合のリーディング例
・不道徳な恋愛(不倫・浮気など)。
・精神的に疲れる相手。
・結婚詐欺。
・乗り気しない相手との交際。
・周囲に認めてもらえない相手との恋愛、など。

仕事で逆位置が出た場合のリーディング例
・メンバーの中で孤立してしまう。
・作業手順や業務規則が守れない。
・人に言えない仕事。
・組織体制の見直しが必要。
・悪意のあるアドバイス、など。

以上、タロットカード大アルカナ『5.法王/THE HIEROPHANT(ハイエロファント)』の解説でした。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

超簡単なフールズジャーニー(愚者の旅)

法王のカードは、正位置で信仰による導き、組織体制の強化で精神的なリーダーとなります。
しかし、逆位置で信仰心が薄れ世俗化します。組織や集団よりも個の自由へと向かいます。

次回は『6.恋人/THE LOVERS(ラバーズ)』のカードです。

5.法王(ハイエロファント)の解説動画

Youtubeでも『法王(ハイエロファント)』の解説をしています。

カード解説リンク一覧

大アルカナ

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小アルカナ

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