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今回は、タロット占いのやり方と『スプレッド』についての解説です。
初心者必見!スプレッドを理解しよう!
1. スプレッドって何?
「スプレッド」とは、タロットカードの並べ方のことです。
別の言い方をすると「配置法」とか「展開法」と言った表現になります。
「スプレッド」には色々な種類があります。
有名どころで言うと、「ケルト十字スプレッド」「ヘキサグラムスプレッド」「ホロスコープスプレッド」「生命の木スプレッド」「北斗七星スプレッド」「二者択一スプレッド」などでしょうか。
スプレッドによって並べるタロットカードの枚数も違ってきます。
これらは広く知られている一般的なスプレッドで、たくさんのタロット占い師に愛用されていますが、中には上記の定番のスプレッドを使用せず、自分で考えたオリジナルのスプレッドを使うタロット占い師もいます。
ちなみに下記のイラストのように使うカードの枚数が同じでも、並べ方を変えるだけでスプレッド名が変わったりします。
まっすぐ横に並べると「スリーカード」、三角に並べると「トライアングル」とスプレッドの呼び名が変わります。
何が違うかと言うと、並べる位置が違うだけです。
ただ、このカードの配置によって完成された「カタチ」には、パワーが宿っており、そのエネルギーが占いの結果に影響を及ぼすと考える占い師もいます。
いわゆる『形態波動』と言うものです。
もちろん形態波動は関係無く、単純に何かになぞってカードを並べる方が覚えやすいと言う理由もあります。
このへんの考え方は占い師によって色々なので、何が正解で何が不正解とかはありません。
自分の捉えたいように捉えてください。
※僕個人的には、形態波動を意識しています。
2. スプレッドの基本はワンオラクル
スプレッドの基本は「ワンオラクル」です。
ワンオラクルとはカードを一枚だけ選ぶ(並べる)ことです。
カードを一枚並べるだけなので、何も難しいことはありませんよね。
極論にはなりますが、ワンオラクルで占うことの意味を理解すれば、他のスプレッドは覚えなくてもプロ並みに占えるようになります。
並べるタロットカードの枚数が多いスプレッドほど、リーディングは困難と言われがちですが、カードを7枚使うヘキサグラムスプレッドも、10枚使うケルト十字スプレッドも、13枚使うホロスコープスプレッドも、所詮はワンオラクルが連続しているだけです。
なので例えば「ケルト十字スプレッド」は「カードを10枚使うスプレッド」と考えるのではなく、「ワンオラクルを10回行う」と考える方が、初心者の方はわかりやすいです。
3. ワンオラクルにはワンクエスチョン
タロットで占う場合、ワンオラクル(一枚のカード)に複数の答えを求めてはいけません。
もし、片思い中のA君との「現状」と「一年後の未来」を占いたい場合、それぞれをワンオラクルで占ってください。
「現状」で一枚、「一年後の未来」で一枚です。そしてこの二枚を並べてみましょう。
はい。これで「ツーオラクルスプレッド」のカタチになります。
ついでに、「どうすればうまくいくか」を占いたいなら、それもワンオラクルで占って並べましょう。
はい。これで「スリーカードスプレッド」のカタチになりました。
三角に並べたら「トライアングルスプレッド」になりますね。
ちなみに、一枚ずつめくりながら並べてもいいし、先に裏向きで三枚並べてから、一気にめくってもいいです。
こうやって考えると簡単でしょ?
この例で言うと、
1:現状、2:一年後の未来、3:アドバイスカード
を当てはめたカタチになります。
もちろん、「A君は私のことをどう思っているか」「A君に告白したら成功するか」「何が障害となるか」と言った、全く違う内容のものを一枚ずつ占って三枚並べてもいいです。
3枚並べたら、何を占おうが、それはスリーカード(もしくはトライアングル)スプレッドになります。
スプレッドが覚えられないと言う人の多くは、スリーカードの1は「現状」を占う場所、2は「一年後」を占う場所、3は「アドバイスを占う」場所だと言う、カードの場所ごとに何を占うか決まっていると言う思い込みを持っています。
スプレッドに配置されているカードは、「○○」を占うと決まっているわけではありません。
それぞれの場所で何を占っても構いません。
ワンオラクルにワンクエスチョンの鉄則さえ守れば、配置場所に関係無く、カードに何を質問してもいいわけです。
4. スプレッドは質問項目のテンプレート
占いに慣れている相談者は別ですが、ほとんどの相談者は、「A君とうまくいくか」とか「転職活動はうまくいくか」みたいな感じで、占いたい内容がざっくりしています。
「A君とうまくいくか」
この相談に対して、「ワンオラクルで1年後の未来だけを占う」のか「現状と1年後の未来とどうすればうまくいくかを占う」か、それとももっと詳しく、「A君の気持ちや自分が置かれている環境なども含めて占う」のかは、占いの金額や設定時間によってかわるでしょう。
ざっくりと簡単に占う場合は、スリーカード(トライアングル)などの3枚引きでいいですが、じっくり丁寧に占って欲しいと希望される相談者には、当然それに対応する必要があります。
その場合、カードに何を問えば、相談者の希望に沿った占いができるのかを考えなければなりません。
ですが、慣れない内は何をカードに聞けば詳しい占いができるのかがわからない場合があると思います。
こんな時に活躍するのが定番のスプレッドです。
スプレッドは本来、そういう悩みに対応するために存在しています。
なぜならスプレッドは、カードの配置とカードへの質問内容をテンプレート化したものだからです。
ここでは、一例として僕が普段使っている「ケルト十字スプレッド」を紹介します。
1:現状
2:アドバイス
3:顕在意識
4:潜在意識
5:過去
6:近未来(3~6ヶ月)
7:質問者の環境や問題
8:周囲または相手の環境
9:問題に対する質問者の能力
10:最終結果または未来
最初のうちは項目が多すぎると難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると、この1~10の結果を見て行けば、ほんとどの相談内容に答えられます。
ケルト十字は使い勝手が良いので、僕もほとんどの鑑定で使用しています。
占い師によって、いろいろなスプレッドを使い分ける人もいますが、僕の場合は3種類くらいしか使っておらず、場合によっては、思いつくままにカードを並べる場合もあります。
基本的にタロットカードの占いに、○○しないとダメ!と言うルールなどはありませんので、最終的には自分にあったやり方を見つけることが大事です。
以上、「【タロット占いのやり方】初心者必見!スプレッドを理解しよう!」でした。