ソード(剣)

ソードの8/EIGHT of SWORDS 徹底解説

ソードの8/EIGHT of SWORDS【カードの意味と象徴を徹底解説】

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タロットカード 小アルカナ『ソードの8/EIGHT of SWORDS』の解説です。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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ソードの8 に描かれている内容

目隠しをされた赤い服の女性が水たまりに立っています。
彼女の周りを囲うように、八本の剣が地面に突き刺さっています。

彼女の後ろにはお城が見えます。

寓意・象徴(シンボル)の意味と解釈

EIGHT of SWORDS/ソードの8
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。
※解説の都合上、同じ番号が複数あります。

1. 地面に突き刺さる八本の剣

剣のスートが意味する通り、困難やトラブル、争い、誹謗中傷などを示唆します。

2. 目隠しされた女性

女性の目を隠し、身体を縛る白い布は純粋さを意味し、彼女の赤い服は情熱を意味します。

目隠しはそのまま、見えないことや見えていないこと、考察にて説明しますが、見ようとしないことを意味します。

足は拘束されていないことから、その場(困難やトラブル)から離れることが可能であると捉えることができます。

3. 足元の水たまりと後ろに見えるお城

水たまりは、潜在意識や感情を表わし、緑の無い荒地は、現実や事実が好ましくない状況であること意味します。

お城はゴールや目標を意味しますが、ここでは権力とも捉えることができます。

ソードの8 の考察

ソード(剣)のスート、8(数字)と関連付けられている事象

ソードのキーワード 戦い、力、困難、決断、勇気、理性、情報、不運、など
四大元素・精霊 風・シルフ
8 努力、継続、動き、平衡、など。

※小アルカナのスート、数字などの基本解釈は 小アルカナ解説をご覧ください。

ソードは、四大元素の風と関連があるため、風の象徴である知性や理性、冷静なども示唆します。
また、ワンドのスート同様、ソードは男性性の象徴でもあり、主に能動的な性質です。

『8』努力、継続、動き、などを意味する数字です。

スートと数字、カードの寓意画から受け取ることができる意味としては、戦い、困難、情報、継続、拘束、などです。

このカード、ソードの『8』は、寓意画ひとつひとつに焦点をあてるよりも、総合的に見た方がリーディングしやすいと思います。

まず、彼女の目を隠し、身体を縛る白い布からは、自由を奪うほどの強さは感じられません。
両足も縛られていないことから、拘束を自力で解くことも可能です。

さらに、女性の姿は、そのまま女性性や受動性を意味します。
剣(ソード)が男性性や能動性を意味することから、総合的に考えると、自ら困難を受け入れると捉えることができます。

さらに、彼女の身体を覆う色は白と赤なので、今を耐えれば、きっとお城(ゴール)に行くことが出来る!と言う純粋で強い信念を持っていることを示唆しています。

ただ、彼女が立っている場所は、水と土が混ざり合う不安定な足場ですから、困難を受け入れたからと言って状況が改善されるとは考えにくく、第三者から見れば危うい行動と思われるでしょう。

例えるなら、お金や女性にだらしない男性を好きになってしまい、別れた方がいいのに別れられない女性の姿でしょうか。
彼には私が必要なんだ!と、恋の情熱と純粋に人を好きになる気持ちが、本来見なければいけない現実に目隠しをしていると考えると良いでしょう。

また、別のリーディングとして、拘束を自力で解ける状況にもかかわらず、その場から動かないのは、『どうして良いかわからない』と言う捉え方もできます。

寓意画の説明でお城を『権力』として説明しましたが、そのお城から監視されていると考えるなら、逆らえない、身動きが取れない、罰を受ける、などとリーディングすることも可能です。

例えるなら、ブラック企業に勤めるサラリーマンの姿でしょうか。会社を辞めると言う選択肢があるにもかかわらず、その選択肢に考えが至らず、キツいノルマや残業に耐えている姿が、このカードの絵にはあてはまります。

タロット公式テキストブックで、ウエイト先生は、「脱出不可能な束縛というよりも、一時的な忍耐をあらわしている。」と説明しています。

この忍耐の先がどうなるのかは別のカードに問う必要がありますが、このソードの8のカードは、一時的とは言え、苦しい状況であることは間違いないでしょう。

逆位置の場合、解放や困難の克服と捉えますが、それをポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは占い師によって変わります。

僕の場合、彼から別れを告げられて解放される、仕事を手放すことで状況から脱する、など、ネガティブよりのリーディングします。

その理由としては、カードを逆位置にすると、水たまりがカードの上にくるので、水と土が混ざり合う状況をベースに考えるからです。

もちろん、このリーディングが正しいと言うわけではありませんので、色々な人の考え方を参考に、自分が一番しっくりくるリーディングをしてください。

※参考:タロットカード逆位置の考え方とリーディングのコツ

ソードの8 のキーワード

正位置のキーワード

困難を受け入れる、拘束・束縛される、行き詰る、どうしてよいかわからない、身動きが取れない、耐え忍ぶ、誹謗中傷を受ける、逃げ出さない、盲目、制約、試練、孤立、など。

逆位置のキーワード

拘束・束縛が緩む、解放、脱出、裏切り、予測できないことが起こる、規制緩和、自由になる、など。

以上、タロットカード小アルカナ『ソードの8/EIGHT of SWORDS』の解説でした。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

ソードの8 の解説動画

Youtubeでも『ソードの8/EIGHT of SWORDS』の解説をしています。

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