大アルカナ カード解説

13.死神/DEATH(デス)徹底解説

死神(デス)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】

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タロットカード 大アルカナ『13.死神/DEATH(デス)』の解説です。

ウエイト版タロットカードをお持ちの方は、ご自身のカードを見ながら解説をお読みいただく事をオススメします。

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13.死神(デス)に描かれている内容

黒い鎧をまとった骸骨は、赤い目をした白馬にまたがって薔薇が描かれた黒い旗を掲げています。

目の前には女性と子供。骸骨を待ちわびた司祭。
白馬の足元には男性が倒れており、王冠と楽器が落ちています。

背景には流れる川があり、門の向こうに太陽見えています。

寓意・象徴の意味と解釈

死神(デス)のタロットカード 【意味と象徴を徹底解説】
左が元のカード、右の番号が下記のシンボルです。

1. 黒い鎧をまとった骸骨

骸骨は死を意味します。『死=終わり』です。

また、黒い鎧は『受動性』を表し、『行動の否定や惰性と言ったマイナス面』を持ちます。一般的に『闇(陰性)』を示します。
これは、2番の女教皇のカードに描かれていた、黒い柱『ボアズ(Boaz)』と同様に考えられます。

また、『黒』は全ての色(光)を吸収します。黒にどんな色を足しても白になる事はありません。

これは、『死』は全ての生命を等しく吸収する事を意味しており、『盛者必衰』、栄華を極めている者にも、いつかは必ず衰え(死や終わり)が来る事を意味しています。

ちなみに、2番の女教皇のカードに描かれている、『ボアズ(Boaz)』は柱として固定されており、動く事はありません。それゆえ概念として存在していました。

しかし、この骸骨は右に進んでいます。動いているわけです。
ですから概念ではなく、これから訪れる事象を示唆しています。

2. 赤い目の白馬

右(未来)へと進む白馬は『再生』を表します。
赤い目は、強烈なパワーを表しており、白馬が骸骨と同等の力を持つ事を意味しています。

白馬は、2番の女教皇のカードに描かれていた、白い柱『ヤキン(Jakin)』と同様の意味を持ち、『能動性』を表すとともに『物事のプラス面』を強めます。
また、一般的に『光(陽性)』を示します。

『白』は、全ての色(光)を反射させます。
それゆえ『白』には純粋、純潔などの意味の他に、『無』の象徴とも捉える事があります。

黒い骸骨と白馬は、これまで何度も出てきた二元性を色濃く表しており、骸骨によって終わりがもたらされた後に、新しく誕生(再生)する命があると言うことを意味しています。

3. 黒い旗と薔薇の模様

黒と白は骸骨と白馬と同様に『死と再生(誕生)』を意味しており、二元性を持っています。

また、旗に描かれている五枚の花弁を持つ白い薔薇は、生命力を表します。

しかし、良く見るとこの白い薔薇は、五枚の花弁は逆さに描かれており、生命が終わりへと向かっている事を表しています。

旗そのものが『メッセージ』を表す象徴であるため、物事が終了へと向かう知らせが入ると考える事ができます。

4. 倒れている男性

白馬の足元に落ちている王冠は男性の頭から落ちた物でしょうか?
王冠がすぐそばにある事から、この倒れている男性は『王様(権力者)』と捉えたり、王冠(権力)にこだわった男性とも捉えられます。

占い師によっては4番のカードの『皇帝』だとも解釈されます。

どんなに地位や権力、財産を持っていても、死は等しく訪れると言う意味に変わりはないので、王様とか4番の皇帝とかにこだわる必要はありません。

5. 司祭と目を背ける女性と子供

この司祭は命乞いをしていると解釈される場合もあれば、死を受け入れる姿と解釈される場合もあります。

興味深いのは、血の涙を流している所、希望や未来を表す『黄色』のローブと帽子を身に着けている所です。

僕はこの司祭を、目の前の状況が終わりへと向かっても、情熱と強い決意があれば、再び希望となる未来が訪れる事を意味していると捉えています。その後ろには太陽も昇っていますしね。

死神から目を背ける女性は、現実を受け入れる事ができていません。幼い子供は女性と逆に白い花を骸骨に差し出し、全てを受け入れています。

目の前の状況に終わりが迫っているからと言って、それを素直に受け入れる事ができる人もいれば、受け入れられない人もいます。

なので、相談者さんがこの目を背けている女性と同じように、現実を受け入れたくないと思う事は、ごく自然な事なのかもしれません。

6. 子供の前にあるホルン(楽器)

魂を導くと言われているホルンですが、白馬の足元に転がっているだけで今はまだ使用されていません。

ホルンの音が鳴り響く時、新しい始まりが訪れます。

7. 門と太陽

門は二元性を表します。
終わりと始まり、破壊と再生、闇と光などなど。

また、この門の前に広がる風景は死者の国で、門の向こう側へ行く事で死者の国を通り抜ける事ができると解釈されたりしています。

門の向こうに見える太陽はこれから昇るのでしょうか?それともこれから沈んでいくのでしょうか?
太陽が昇るなら新しい始まり、沈むなら終わりとなりますが、太陽は常に昇りますし沈みます。

終わりがあるから始まりがあり、始まりがあるから終わりがある事を意味しています。

8. 背景の川

流れる川は変化を意味します。
そして、川の水がやがて海へと流れ着いた時、新しい生命が誕生します。

番号 13 について

『13』は不吉な数字として有名ですね。
イスカリオテのユダがキリストを裏切った為、弟子の数が13になったり、最後の晩餐の時にユダが13番目の席についたとか言われています。

また、暦や時間、方位など、この世の理を表す数字のひとつである『12』を超える事で、調和を乱す数字とされたりもしています。

しかし、死と再生を意味する死神のカードが『13』であることは、『12』でひとつの調和が終了し、また『1』から新しい調和へ向かうと考えるのが自然だと思います。

13.死神(デス) の考察

タロットカード大アルカナの『13番』、死と再生を表すカード。
読み方は、『デス』もしくは『しにがみ』。カードによっては『死神』ではなく『死』とされる場合もあります。

このカードは、シンボル(象徴)が多くありますが、それらが意味する所は終始一貫しています。
そして、同じ意味合いのシンボルがたくさん登場すると言うことは、それだけ強いメッセージが込められていると言うことであり、このカードが持つパワーの強さを表しています。

カードの名前が『死神(デス)』で骸骨が描かれている事から、怖いカードだと思われがちですが、全くそんな事はありません。

確かに、別れや終焉を示唆するカードなので辛く苦しい状況には陥りますが、同時にその先に希望や未来がある事を教えてくれています。

また、現状の良くない状態や、悪縁、悪習慣などを断ち切り、新しい出発や成功を暗示してくれるカードなので短期的に見るのではなく、長期的に物事を考えるようにすると良いでしょう。

ただ、このカードの正位置と逆位置の読み方は、占い師によってかなり変わります。

正位置で『死(終わり)』を、逆位置で『再生(始まり)』をメインに考える占い師もいれば、その逆の考え方の占い師もいます。
どちらも一旦は現状が終わりに近づくと言う意味では同じだと思いますが。

他にも、正位置で『死と再生』の両方を考え、逆位置で『死と再生』が進まないと捉える占い師もいます。

死神(デス)
要は、この逆のカードをどう見るかですね。

僕の場合、終わりを意味する『黒』がカードの下側に多い事、倒れている王が死神を見下ろしている事、白馬や女性が左側を向いている事、太陽が下向きになっている事などを意識してリーディングしてます。

あとは、質問者の内容とその時々のインスピレーションによってカードの読み方は変わりますが、正位置では良い意味での死と再生、逆位置で悪い意味での死と再生と読む事が多いです。(逆位置は停滞と読む事も多々あります。)

あまり正位置、逆位置を意識しないときもあったりします。

13.死神(デス) の正位置のキーワード

物事を終わらせる、潮時を迎える、自分の意志が及ばない状況、苦しい現状を終えてからの明るい未来、ターニングポイント、方向転換、新しいサイクルの訪れ、決断が下る、断舎利、刷新、清算、決着、負け試合、転機を迎える、心機一転、変化、など

恋愛で正位置が出た場合のリーディング例
・恋は終わりに向かう。
・今の付き合い方を見直し、大きく変えると吉。
・悪縁を切る事ができる。
・髪型や服装などを変えてイメージチェンジする。
・恋愛がうまくいっていない人は、その原因が解消される、など

仕事で正位置が出た場合のリーディング例
・リストラ、倒産などによる失業。
・異動先、転勤先で心機一転がんばれる。
・転職は吉。
・プロジェクトの終焉。
・業績の好不調に関係無く撤退する、など。

13.死神(デス)の逆位置のキーワード

物事が終わりそうで終わらない、現実から目を逸らす、切り替えができない、縁を切れない、転機を逃す、悪い流れに向かうターニングポイント、無駄な希望にすがる、何度もやりなおす、終わりが見えても動けない、ギリギリの所で助かる、仮初の再出発、など。

恋愛で逆位置が出た場合のリーディング例
・進展しない関係が続く。
・いずれ別れるが、いったん元サヤに戻る。
・未練が断ち切れず、なかなか次の恋へ進めない。
・その場しのぎの態度を取る。
・新しい恋をするには、今の自分を変える必要がある、など。

仕事で逆位置が出た場合のリーディング例
・古い体質から脱却できない。
・仕事を辞めたくても辞められない。
・同じ失敗ばかりで成長しない。
・引き際を見極められず赤字が膨らむ。
・ピンチはしのげるが、根本の解決に至らない、など。

以上、タロットカード大アルカナ『13.死神/DEATH(デス)』の解説でした。

僕自身のオリジナルの解釈部分もあるので、書籍や他の占い師さんとは見解が違う場合があります。
また、占う内容や、カードの位置がどういう意味を持っているか、前後のカードとの関係により、リーディング内容も変化することを忘れないでください。

超簡単なフールズジャーニー(愚者の旅)

死神のカードは、正位置で再生へと向かうために現状に終止符を打つために進みます。
しかし逆位置では、終止符を打つ事への恐れからか、その場に留まってしまいます。

自らに終止符を打てないのであれば、自然に身を任せる事が必要がありそうです。

次回は『14.節制/TEMPERANCE(テンパランス)』のカードです。

13.死神(デス)の解説動画

Youtubeでも『死神(デス)』の解説をしています。

カード解説リンク一覧

大アルカナ

0.愚者1.魔術師2.女教皇3.女帝4.皇帝5.法王6.恋人7.戦車8.力9.隠者10.運命の輪11.正義12.吊るされた男13.死神14.節制15.悪魔16.塔17.星18.月19.太陽20.審判21.世界

小アルカナ

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