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タロット占いの基本中の基本である『何が占えるのか』や『タロットで占う際の注意点』などを説明したいと思います。
タロット占いの勉強を始めたばかりの初心者さんが、意外と知らなかったりする内容です。
タロット占いで占える事と占えない事
タロット占いは、一般的に人の心(意志)にかかわる問題や悩み、行動の吉凶、選択の悩みを占う事に適してると言われています。
具体的には、恋愛に関するさまざまな悩み(片思い、三角関係、不倫、結婚、離婚)を筆頭に、就職、転職、仕事場の先行き、職場内での人間関係、家庭内のトラブルなどの悩みです。
日常生活の中で起きやすい問題や悩みは、ほぼ占えると思ってよいでしょう。
さらにこれらを占う際は、できるだけ質問内容を具体的にする事が望ましいです。
例えば、『彼が私の事をどう思っているか』よりも『彼が私との結婚をどう考えているのか』と言う感じです。
質問内容をできるだけ具体的にする、ピンポイントに占う内容を絞る、などの『何を占うのか』をきちんと見極める事がタロット占いのコツとも言えます。
特に初心者の方は、漠然とした質問内容で占う事が多いので気をつけましょう。
※慣れてくると漠然とした内容でも占えるようにはなります。
次にタロットで占う事が適していない内容を説明します。
結論から言うと、失せ物、自然現象、質問者の意志や行動によって結果を変える事ができないものが、タロット占いには向いていません。
具体的に言えば、失くした財布がどこにあるか?や、地震の起きる場所、テストの点数、転勤先は何処になるか、宝くじやロト6などの当選番号、などです。
正確に言うと、占う事はできるのですが、占ってもなかなか当たることはありません。
もちろん、何度も占っていれば、1度や2度は当たる事はあります。
しかし、コンスタントに当て続ける事ができるかと言うと、はっきり言って不可能に近いです。
「占える」=「当たる」ではないと言うことを覚えておきましょう。
タロット占いの結果、何がわかるの?
同じタロット占いでも、並べるカードの枚数や配置方法によって、カードが教えてくれる内容は変わります。
一般的には、占った内容に対しての現在の状況を中心に、過去(原因・発端)、未来(結果)、について知る事ができます。
また、あなた自身が気づいていない隠れた気持ち(潜在意識)や周囲の状況などを知る事もできます。慣れてくると、他者との相性などもわかります。
ただし、タロット占いで導き出される結果は、決して未来の予言ではありません。
必ずその結果になると言うよりも、タロットカードからの啓示、タロットカードが暗示する未来だと考えると良いでしょう。
タロット占いで出た結果を活かすも活かさないも、自分自身だと言う事を忘れないでください。
何年先の事まで占えるの?
占おうと思えば、10年先でも20年先でも占う事は可能ですが、基本的に3ヶ月〜半年、長くて1年先までを占う事が一般的です。
タロット占いは、現在(いま)を基準に占います。
その為、現在の状況が変れば、導き出される結果も変わります。(変わらない事もたまにありますが)
現在のアナタと一年後のアナタは同じではありません。
確実に年齢を重ねますし、知識や経験も増えていくでしょう。ひょっとすると価値観も大きく変化しているかもしれません。
また、アナタ自身だけでなく、アナタの周囲も変化していきます。
友人や家族の変化はもちろん、社会情勢や流行なども変わります。
今は当たり前で無いものが、10年後には当たり前になっていたりするわけです。
10年先、20年先を占ったとしても、あくまでも現時点での占い結果だと言う事を忘れないでください。
未来は決まっているわけでは無いですからね!
基本的に、タロット占いは遠い未来よりも、目の前の問題や悩み事を占うに適しています。
タロット占いをする上での注意事項
短期間で同じ質問を何度もしてはいけない
いわゆる、『良い結果が出るまで同じことを何度も占う』と言うのはNGです。
良い結果が欲しいと言う気持ちはわかりますが、これをやってしまうと、占う事そのものに意味がなくなります。
では、どのくらいの期間を空ければ、同じ内容を占って良いかと言いますと、これは占い師によって答えが変わってきます。
僕の場合、最低3ヶ月、できれば半年空けてくださいとお伝えしています。
ただし、何かしらの理由で、心情や環境が大きく変化した場合は、その後すぐに占う事もOKとしています。
嘘や試すような事はしない
タロットカードで占う際、「自分の心の内を当ててみろ」と言うような気持ちで占わないようにしてください。
自分の心に正直になって、タロットカードに本音をぶつけましょう。
不思議なモノで、歪んだ気持ちで占った場合、その歪んだ気持ちを元にした結果が出る事が多々あります。
これでは、何の問題解決にもなりませんし、タロット占いをする意味もありません。
タロット占いをする際は、タロットカードに心を開くようにしてください。
以上が、タロットカードで『占うこと』の基本となります。
余談:タロット占いを勉強する上での留意事項
タロットカードの意味や占い方を勉強する為、複数の本やホームページを見ていると、「あれ?書いてる事が違うぞ?」となる事があります。
「どっちが正しいねん!」と僕も最初はなりました。
結論から言うと、タロットカードの解釈や占い方は、占い師によってさまざまです。
78枚のカード全ての解釈の仕方が人によって異なると言う事はありませんが、比較的、解釈が分かれやすいカードは何枚かあります。
ですので、『必ずこういう意味で覚えなければいけない』とか『この並べ方をしないといけない』とか、あまり気にしなくて大丈夫です。
最初は自分の覚えやすいように覚えれば良いと思います。
何度も何度も占っていくうちに、「こっちの解釈の方がしっくりくるな。」とか、「この意味の方がよく当たるな。」とか、自分なりの占いやすいカタチが見えてくると思います。
そういう意味では、タロット占いは自分独自の占い方ができる、非常に自由な占い方法だと言えます。
最初はカードの意味を覚える事で精一杯だと思いますが、少しずつ経験を積むことで、アナタだけができるタロット占いが、きっと見つかります。